スリッターの機能や特性・製造上の技術
プラスチック・金属・紙といった素材を極薄いシート・フィルムといった形状に加工する場合、製造段階では長く連なった帯状のものとなります。
そのままの状態では表面積が大きく非常に嵩張ってしまう為に、巻き取ってロール状に成型する必要が生じます。
その為に使われる機器を、スリッターと呼びます。
スリッターは切る・巻くという工程のみしか行いませんが、素材そのものや厚み・幅が製品によって異なる為に、巻き取りの力やスピード等を工夫した各種材料専用の機器を必要とします。
またバリや粉が出ると製品そのものの不良に繋がる為、調整面での綿密さも求められます。
それ故に、スリッター機器の製造には特化した専門性が要求されるものとなっています。